こんにちは、小林純也です。
この5月号から、クラウドファンディングで応援してくださった193名のみなさんにも、この活動報告書をお届けすることになりました。
あの「ぴあまっぷ」が、「knock」になりました。
新しい名前は、knock(ノック)。「えっ」と思った方、ほんとうにすみません。ぼくも、決めるまでにずいぶん悩みました。ただ、決めたあとは、なんだか胸のあたりがすっきりしたんです。「ああ、こっちだったか」って。
なぜ、「ノック」だったのか。
あるサバイバーの方との打ち合わせで、こんな言葉が出ました。
「結局、地図を開く前の一歩が、いちばん難しいよね。」
「ちょっと聞いていい?」って、ちいさな声を出せる場所。ぼくらがほんとうにつくりたかったのは、たぶん、そこでした。
親鳥が、外からコンコン。雛鳥が、内からコンコン。その音が、たまたま同じ瞬間に鳴ったときに、卵は割れる。
ノックは、安心と挑戦の架け橋。そう気づいたときに、新しい名前が、すうっと決まりました。
名前は変えました。でも、中身はぜんぶ、そのままです。
ノックの音だけは、AIには鳴らせない。鳴らすのは、いつも誰かの「勇気」と「ためらい」と「願い」だから。だからぼくたちは、その小さなノックがちゃんと届く場所を、コツコツつくっていきます。ふつうの、人間の、手触りで。
退院した日、ぼくは社会のドアの前で、けっこう長いこと立ちつくしていました。ノックしていいのか、わからなかったんですよね。だから、ぼくと同じところに立っている誰かが、「コンッ」って音を鳴らせる場所をつくりたい。
NPO法人ぼこでこ 代表理事 小林 純也






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